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これからの俳優の在り方 時代は変わる 「多動力」は俳優も求められる

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おはようございます!なんだかワンダのCMみたいに始まってしまった(笑)脳に刷り込まれるとはこういうことなのかしら。もしくは、とくダネ!の小倉さんが浮かんでしまう。。。

今回のテーマは

これからの俳優の在り方・僕が見てきた役者を続ける人、辞める人

これから俳優になろうと夢見ている少年少女、今まさに明日のスターを夢見て毎日走り続けている若者、世間一般で言えばいい歳になったけれどもまだまだ頑張っている人、少しでも関わりたいと俳優は諦めても何か関連のある仕事を始める人、他にも役者という職業に魅了されたいろんな境遇の人達がいると思います。

誰もが思う事の1つにこういう考えがあるのではないでしょうか?

芸能界、特に俳優の世界は成功する人なんて一握り

この考え方が世間一般の考え方ではないでしょうか。若い子が俳優を夢見てその夢を親に打ち明けた時に、親御さんから言われるセリフのかなり上位なのではないでしょうか。僕はそのセリフを両親から言われることはありませんでしたが。

でも今芸能活動を休んでいる僕はこう思います。

時代が変わり多様性が出てきた今、みんなが俳優として成功することができるのではないか。

俳優が追いかけがちな「成功例」

もちろん「成功」というものが何なのかが個人個人で違うので、何を持って成功なのかが違ってくると思います。例えば、

「映画に出たい、映画で主演したい、名脇役になって多数の映画に出演したい」

「舞台やミュージカルに出たい、主演したい、とにかく立て続けに出演したい」

「ジャンルは関係なく有名になりたい」

「有名になって羨望の眼差しで見られたい」

「テレビドラマに出たい」

「たくさんの作品に出演していっぱいお金を稼ぎたい」

「生活できる分のお金を稼げれば好きなことを出来ているから幸せ」

「綺麗な女優さん、かっこいい男優と仲良くなりたい」

「モテたい」

「演技することが何より好きだから、人生の大半を演じている時間にしたい」

「憧れの人に少しでも近づきたい」

ざっと挙げただけでもこれぐらい、もちろんまだまだ無数にあるでしょう。

極論を言うと、ほとんどの俳優が目指しいる「成功例」って漠然としてるんです。

つまりゴールがあるようでないんですよね。だからどこまでいったら成功かって自分自身でもわからなくなる場合がほとんどなんです。

僕自身も昔の友達に会うと「成功したなぁ」と言われる機会が多くなりましたが、自分自身では全く思っていないわけです。僕のケースでいうと、なぜそう思えないかと言うと、生活できているのは舞台やミュージカルやCMや広告のおかげで、僕が夢見た映画俳優には全くなれていないからです。なので自分の活動にも疑問を感じてしまうことも多くなります。「俳優・役者」という大きなカテゴリーでみれば一見うまくいっているように見えるものの、その中でカテゴライズしていくと成功しているとはとても言えない状態になるのです。「贅沢言うんじゃない」と怒られそうですが、この部分は僕の心にずっと重く残る1つのしこりでした。稽古や楽屋で心から楽しめずに、どこか自分自身を俯瞰で観ている感覚が僕はずっとあったのですが、こういったことが影響していると思います。そんな中で共演者でもいろんな人と出会い、自分の中でも変化するものが出てきます。

「俳優の仕事だけで生活できないとダメなんだ」という思い込みを捨てる

この考えにとらわれてる人たちってめちゃくちゃ多いですよね。僕自身もまさにそうでした。役者のギャラってもちろん不定期だからかなりの額入る時とすごく少ない時とって差が半端じゃないんです。なので年収でみたら結構いってるけどクレジットカードのお世話になってる俳優なんてかなりいます。もちろん売れちゃえばかなりのお金を稼げるようにはなります。そんなに!?ってぐらい稼いでいる一般の人には知られていない舞台俳優も全然います。逆にドラマでよく見かけて、一般の人が「ああこの人見たことあるー」みたいな人でバイトしている人もたくさんいます。

俳優という仕事の中で具体的に何がしたいかが明確な人はきちんと絞って目指していくって形の方がいいんじゃないかと個人的には思います。自分はとにかく演じられればなんでもいい、ジャンルは問わないっていう人はもちろん手当たり次第に活動すればいいし、それは全然悪いことじゃないし全く否定しません。

例えば、AKB48の人で内田眞由美さんという人がいます。初代じゃんけんチャンピオンで、チャンスの順番という曲でセンターも務めた人なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。僕は過去にお仕事ご一緒させて頂いたことがあって、それが縁でお友達付き合いをさせて頂いているのですが、彼女の活動のスタイルも僕に大きな影響を与えてくれました。AKB48に在籍中からなんと彼女はオーナーとして焼き肉屋を新大久保にオープンさせていたんですね。そしてAKB卒業後は女優業・タレント業と並行しながらその焼肉屋さんを経営しているわけです。ちなみに規模も大きくてレストランのような焼肉屋さんです、なんかこじんまりしたお店を想像する方もいそうなので一応(笑)

彼女の肩書って、「女優・実業家 内田眞由美なんです。

もうね、僕は目から鱗が落ちたんですよ。これからはこの形だ!!と強く思いました。

ホリエモンこと堀江貴文氏の言ってる「多動力」の形の1つではないでしょうか。

僕自身現在この形を目指しています。そして実践しています。

俳優だけではなく他の肩書を持つメリット

1番のメリットは「何でもやります!」っていう俳優のスタイルでいる必要がなくなる点だと思います。特にアルバイトをしなくなって役者の収入だけで生活するようになると、乗り気ではない仕事も生活のために受けなければならなくなります。またアルバイトしながら役者をやっている人たちも、アルバイト生活から抜け出すために俳優の仕事があれば何でも飛びつくっていうのが現状だと思います。アルバイトで稼げる金額って限られてくるし早くアルバイト生活から抜け出したいっていう気持ちもきっとあると思いますし。

そこでもう1つ、あなたが自分で誇れる肩書を持っていたとしたら・・・

「やりたくないな、楽しそうじゃないなその仕事」そんな仕事は断れる環境になるわけです。個人的にはみんながこの形を作ることで俳優の世界も今よりも健全な形を作れるんじゃないかと思います。

例えばエキストラってありますよね。世の中にはエキストラ専門の会社が結構あるのでそこの人達がエキストラをやるのは何の問題もありません。俳優になりたいという野心を持ってる方々もそう多くないと思うし、趣味の一環でやってる人がほとんどだと思うので。ただそのエキストラの中にもセリフが一言あったり、演技力が求められたりっていうケースがあって、僕はやらないですが、そういったケースの場合エキストラ会社ではなく俳優が所属している事務所にオファーが来ます。そしてその仕事のギャランティですが、まぁ安いこと!!!

アルバイトしていたほうがよっぽど稼げます。あんまり言えないけどマジで2000円とか3000円ですよ?早朝から深夜まで拘束されてもその値段です。少し遠いところなら交通費で足が出ますよ。オファーする側としては「この料金でも君らは飛びつくんだろ?俳優の仕事に飢えてるんだろ?撮影現場に行きたいんだろ?」という上から目線が存在しているわけです。

問題はその仕事(仕事なのか?)を受けてしまう人たちが多々いるということ。引き受ける人がいるから成立するわけで当たり前のことですよね。誰もがそんな安い金額で仕事を受けなければ、金額なんて絶対上がるはずなんです。上げないと人が集まらないんですから。不況で制作側も大変だという声もよく聴きます、実際そうなんでしょう。でもなんでそのしわ寄せが役者に来るのか。仕事として成立できていなくて、夢を追っている立場だからじゃないでしょうか。仕事のない役者にありがちな何でもやります、お金いりませんの「すがるスタイル」だからこういうことが起きているんだと思います。そういう人に限ってオーディションも受かりません。自分で自分の価値を下げているわけで、価値のない俳優をわざわざオーディションで選ぶなんてことしませんよね?

だからできればアルバイトなどではない、俳優以外の肩書を持つことって特にこれからすごく大切になってくると思います。俳優のギャラの平均額って多分ですけど右肩下がりの状態です。僕自身「0が一つ少ないんじゃないかこのギャラ提示」って思うことがあるほどです。でも冷静に考えるとそりゃそうなんですよね。映画の観客動員数もテレビドラマの視聴率も下がり続けてるわけですから。スポンサー集めに苦労する状態になっているので、僕らに支払われるものももちろん下がります。なのに未だにそこのフィールドを目指す人が多すぎる。これは僕も視野が狭くてなかなか気づけなかったことですが、狭いところにいって椅子取りゲームしても仕方ないんです。今や一般の方々にも浸透していますが、大手事務所の人達と椅子取りゲームしたって勝てません。政治の世界はまだまだ影響力も強いです。座ろうとしたらいつの間にか椅子がなくて尻もちつくのがおちです。

だから役者以外の肩書を持って、やりたいと思った役者の仕事だけをやればいいと思うんです。ここで1つ大事なのが、自由の利く他の肩書の必要があるということです。企業で会社員している人が、「出たい舞台あるんで1ヵ月半ほど休みますー」と言って「おめでとう!オーケーオーケー!」とはなりませんよね(笑)

結論としては、自分でやればいいんだと思います。もちろん人間だから色んな人と協力し合っての形がいいと思いますが。そういうことが出来る時代なんですよね、きっと。僕も今模索しながら前に進んでいる最中ですが、俳優業ももちろんだけど逆に視野が広がっていろんなことに興味が出て来てるし、結果いろんなジャンルの人達に会う機会が増えたのが現状です。これまでの経験っていうものももちろん活かしながら。

視野を狭くして毎日仕事の電話が来ることを願ったり、1つの仕事で一喜一憂したり、将来に不安を感じたり、そんな役者のいわゆる下積みってもう必要なくなる時代になってきているんだと思います。

だって今ってお金かけずにいろんな人に役者であることを発信できますからね

昔は自分たちで舞台作ったり映画作ったりして、それを発表するまでかなりのお金が必要でした。でも今はインターネットで発信できちゃうわけです。撮影だってビデオカメラ買わなくてもスマホで撮れちゃうし。加工や編集もできちゃいますもんね。僕自身これから先そういうことももちろん視野に入れています。そこから派生してテレビ出たり映画出たりあるかもしれませんよ?テレビに関してはこれからどういう価値になるのかわかりませんが。。。

僕自身が役者として狭い視野で毎日を過ごしていました。

今一心不乱に俳優という道を突き進んでる人たち、うまくいかないって悩んでる人たちは一度自分の視野が狭まっていないか立ち止まって考えてみて欲しいです。日本ではコツコツ1つの事を努力することが評価され美とされてましたが、形は確実に変わりつつあります。僕も同じことを繰り返して毎日努力していました。もちろん無駄な時間ではなかったと思います。でも確実に視野は狭かったと思います。もっともっとやりながら人生をエンジョイできる方法は絶対あるんです。僕自身もさっき書いたように模索中です、でも可能性はものすごく感じています。なので共に頑張りましょうね!!

最後に、勘違いしてほしくないのは役者としての鍛錬は必要ですからね。それをやりつつ他の肩書も持てるように頑張りましょうってことです(*‘∀‘)頑張るというより楽しみましょう!!

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